今回は、適応障害を経験して転職に踏み切った私がどのように転職サイトと付き合ってきたか、実体験と、私の思う使いこなし方について、2回に分けてお話しします。
転職を考え始めているもの、どのように動き出したらいいか分からない方、転職までは考えていないけどなんとなく今の職場に違和感を感じている方に向けた記事になります。
時は、大転職時代。
世の中は、空前の転職ブームだと思います。
転職エージェントはたくさんあり、テレビを見ていれば、必ずエージェントのCMが流れます。
しかし、転職エージェントがあまりにもたくさんありすぎて、どこに申し込んだらいいのか、また、そもそも転職エージェントという人間を信頼していいのだろうかと思っている方々もいるのではないかと思います。
ここでは、私の実体験も踏まえ、どのようなスタンスで転職サイトを利用したらよいのかや利用する意味についてお話しします。
と、偉そうに言うものの、実は、私は、転職サイトに登録して電話面接や転職先の紹介までは受けたことがありますが、最終的に、転職サイトを通じてエントリーはしていません。
結局、知人の紹介があったことから、転職サイトを使うことなく、転職活動を終えました。
なんだよ、転職サイト最後まで使ってないじゃん
そう思われたかもしれません。
しかし、最後までは使っていないからこそ、特定の転職サイトに肩入れしてお話しすることはありませんし、転職サイトの回し者ではないことをわかってもらえると思います。
私は、正直、手放しで、どんな人でも転職サイトがおすすめ!とは思っていませんし、むしろ、疑り深い性格なので、「エージェントのカモにされてたまるか!」という気持ちがあったくらいです(笑)。
だからこそ、今日は、忖度をしない正直なお話ができるかと思います。
今回の記事では、まずは前編として私の実体験をお話しし、次回の後編に私の考える「カモにならない使い方・心持ち」についてお話しします。
私が転職サイトに登録したきっかけ
私が転職サイトに登録したのは、入社して数年たった頃、まだまだ病気になる前のことでした。
では、なぜ、登録したのか。
正直、精神安定のためです(笑)。
全く深い理由はありません。
どういうことか。
実は、周りの先輩たちもそうだったのですが、仕事が大変だし、嫌になることも多かったので、転職サイトに登録して、毎週メールで来る転職先候補を眺めては、「この仕事を辞めても、自分には逃げ道がある」と思って安心していたのです。
多分、転職サイトの本来の使い方ではないのですが、精神的な逃げ道を作るために登録したのが最初でした(笑)。
転職する具体的な計画は全くなかったのですが、とりあえず登録していた状況です。
登録すると、エージェントから「ぜひ電話面接を」と電話が来ましたが、「具体的なことは考えていないので、また具体的に考え始めたら、こちらから電話します」と断っていました。
しかし、その後も転職サイトから、転職先候補というか紹介のメールは来るので、仕事の傍ら、それを眺めていたということです。
しかし、その数年後、具体的に転職を検討するようになり、実際に電話面接をすることになります。
私が具体的に転職を検討した経緯
それは、私が、適応障害を発症した年でした。
とはいえ、まだ、全然病気になる前のことでした。
しかし、当時、部署移動をして2か月くらい経った頃、上司との人間関係や仕事量から、「こりゃ本当にこの仕事を続けていけないかも」と思うようなことがありました(体験談にも書いた「上司A」とかのことですね)。
結局、その上司が後々私が適応障害を発症する、ある意味大きなきっかけの1つを作った人ではあるのですが、病気になる前から、その上司と本当に合わず、仕事もすすまないし、ハラスメント的な言動もありました(詳しいいきさつは別の記事でお話しします。)。
ここまで合わない上司は初めてでした。
正直、「今すぐにでもこの職場から逃げたい」という気持ちが高まって、それまでは「とりあえず」登録していた転職サイトでしたが、初めて「具体的に」転職を検討するようになったのです。
何かにすがるように、エージェントに連絡をしました。
エージェントからはすぐに連絡があって、電話面接をすることになりました。
初の電話面接
仕事の合間に、空いている個室に入って、電話面接をしました。
転職したい理由や、どういう転職先を望んでいるのかななど聞かれました。
私は、転職理由について、「現在の仕事が業務量は多いことはもちろん、人間関係的に悩んでいる。また、ある程度若いうちのほうが転職は有利なのではないかと思った。」「ただし、まだ100%決意はしていない」という話をしました。
担当者の女性は、とても感じがよく、無理に転職を急かそうとはしまてきませんでした。
私が「仮に数年このまま仕事を続けた場合、転職は不利になのるか」と質問をすると、「それでも業界的には若いので、全然問題ない」とも言ってくれました。
そのほか、システムについても説明してもらい、転職サイトを経由して申し込むまでは契約にならないこと、転職が成功した場合に、転職先から報酬を受け取ることについても聞きました。
次回面接を1週間後とし、電話面接終了後、転職先候補を何個もメールで送ってもらいました。
かなり詳細な情報とともに、転職先候補を無料で教えてくれたのです。
しかし、その後、その上司との関係性がほんの少しマシになったり、一旦業務が掃けたことから、「まあもう少し続けてみようかな」と思い、結局、次の電話面接でお断りしました。
その際も、担当者は、特に転職するよう無理に勧めてくることもありませんでした。
以前に私と同じ職種で転職を担当した件で、いざ内定をもらったタイミングで、やっぱり転職をやめたエピソードがあったという話をしてくれました。
その際は、報酬が0だったそうです。
そんな感じで、もし具体的に転職を考えたらまた連絡させていただきますと言って、それ以来連絡をとることはなくなり、しばらくたって、知人の紹介で、今の転職先に就職しました。
私が転職エージェントに相談して得たもの
なんだよ、結局全然使ってないじゃん
そう思ったあなた。
確かに、転職エージェントを使って応募や具体的な面接対策などしたわけではありませんでしたが、大きな得たものがありました。
それは、もし転職する際の具体的な転職候補、それに加え、なんとなくの自分の市場価値(年齢等)の相場観について知ることができ、これはプラスだったと思います。
要は、それまで漠然としていたイメージが、「具体的にこういったところに転職候補がある」とクリアになりました。
現実味をもってイメージができるようになる。
そして、正直「こんな自分に転職先なんてあるのか」と少し不安もあったのですが、第三者から客観的に自分の市場価値を教えてもらうことができたのです。
これは、当時の自分に大きな安心感を与えたとともに、現在の市場価値を踏まえた上で、「真に転職をすべきかどうか」、「それは今すべきなのか」そういったことを具体的に検討できるようになりました。
本当に、これらは、当時の自分にとって大きなプラスでした。
転職エージェントに相談しなければ、自分一人で悶々と考えて終わっていたところ、こうして転職の可否、必要性について具体的かつ冷静に考えられるようになったのです。
以上、私の実体験をお話しさせていただきました。
それでは、次回、本題の私の思う転職サイトの上手い使い方についてお話しさせていただきます。

コメント